カテゴリー「映画・テレビ」の14件の記事

2013.08.20

「風立ちぬ」について

もう3週間も経ってしまいましたが、8月1日に「風立ちぬ」を嫁さんと観てきました。
以前は週に1〜2本ほど映画館に足を運んでいたのですが、ここ数年は1年で1本見に行けばいい方という、何ともだらしの無い状態なので、「何をか言わんや」とも思うのですが、まあいつも似たような記事ばかりなので、たまには映画の話にもお付き合い下さい。

さて、「風立ちぬ」。
見終わった時、「フランス(あるいは北欧?)映画みたいだなぁ」と思いました。
全部理解できた訳ではないけれど、すごく心に引っかかってまた観たくなる、そんな映画だと感じました。
同時にジブリ&宮崎アニメだと思って見に来たお客さんは混乱するだろうなと、…賛否両論というのは分かるなぁとも。

今日のたまむすびでの町山さんの解説で気付いたけれど、「風立ちぬ」を観て僕が感じたモノは、モネの絵を見た時に受けた感銘に似ているんだと思う。
「風立ちぬ」は宮崎さんのフィルターを通した描写なんだろうなぁ。
そこに分かりやすい主題やあからさまな結末や筋は用意していないんだと思う。
そんなの映画じゃないと云う人もいるかもしれない。でも僕はそういう映画こそ、生きていく上で心のよりどころになる映画だと思う。

内田樹さんがブログの中で“映画批評は「通夜の客の思い出話」に似ている”と書いていたけれど、いろんな感想が出る映画程、さっき云った「心のよりどころになる映画」なんじゃないだろうか?
「感動しました」とか「超サイコー!」みたいに同じような感想ばかりの映画は、おそらくたいした事ないんです。

これも内田さんのブログに書いてあったけれど、
“よい映画の対極にあるのは「その映画を観たことをできるだけ早く忘れたくなる映画」ではない。「その映画を観たことを忘れるためにいかなる努力も要さない映画」である。”と。
…そんな映画多くないですかぁ?

公開終了までにもう一度劇場で観てこなきゃなぁ。

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2006.07.17

吾輩

(本田博太郎のナレーションで)
吾輩は主婦である。名前はみどり…、
このナレーションで始まるドラマ「吾輩は主婦である」をこのところ毎日見ていた。宮藤官九郎脚本の異色の昼ドラである。残念ながら先週で終わってしまった。明日から少し寂しい。
しかしこのドラマ、面白かった!傑作だった。ほとんどむちゃくちゃと思われる設定なのだが、そこは“天才”宮藤官九郎、心底大笑いできるし、意外にも時々キュンと来るコトもあった。
大人計画の役者の方々も数名出演されていたのだが、やはりスゴイ!舞台の役者は瞬発力が違う、なんと言っても間が絶品なのである!彼らなくして最近の邦画やTV(ティービー)ドラマは成り立たないのではないかと思ってしまう程である。
…いやいや、少々熱くなってしまった。
DVDボックスはなかなか高額なので買えないと思うが、まだ見ていない方は一見の価値ありだ。「時効警察」に負けず劣らずのヒット作だと思う。
…と書いているウチに「ケータイ大喜利」が始まり、突然の断筆、御免!

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2006.05.28

ビターンとBad Luck

結構プロレスが好きだ。見始めて20年以上になる。
K−1やPRIDEなど格闘系が主流になってからは第一線を退いてしまったが、それでもやっているとついつい見てしまう。

昨日こっちのテレビで小川直也と高田総統のハッスル16とハッスルハウスをやっていたので、はじめて見てみた。
アレはもうバラエティ番組なんだね。キャラクタを作って役を演じるだけなんだ。ダブルブッキングの狂言師やお笑いタレント、M字で有名なグラビアタレントが出れるはずだ。最初は「なめんなよ!」とか「高田、何バカなコトしとんねん!」と思いながら見ていたのだが、そのうち結構面白くなってきた。編集の力だね。
まあ、昔っからのプロレスだって劇の一種だし、それを踏まえた上で道化を演じているのなら、逆に潔くていいのかもね。

しかし、まあ最近のバラエティ番組と一緒でプロっぽさがないよなぁ。自分たちが楽しんでるだけのような気がする。
確かに演者が楽しんでいなければ観ている方には伝わらないのだが、それはもっと上のレベルでの話。見ている人に楽しんでいるコトを覚らせちゃいけないんだよ。仲間内でバカ騒ぎしているだけのモノを見せられてもねぇ…。

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2006.04.20

いつの間にか

「松紳」が終わってた…。
かなり好きな番組だったのになぁ。 松ちゃんと紳助のくだらない世間話が週末間際の木曜深夜にはちょうど良かったのになぁ。
この番組でブレイクしたモノも多かったね。
ルタオのチーズケーキや伝説のマンゴー、安田大サーカス等々。
仕方ない「明石家電視台」をアタマからみるか。
※火曜日から移ってきた「タモリ倶楽部」も捨てがたい。
空耳アワー最高!

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2006.04.12

好きな番組

最近のテレビは観るのもがなくて困る。 特にこの番組改編時期は特番ばかりで面白くない。 火曜日は「さんま御殿」をやってくれればいいんです!
今日は晩飯食いながら、久しぶりにものまね番組なんて見てしまった…。 なんだかお笑い芸人のネタばかり、全然ものまねじゃないじゃん! 恒例のご本人が出てきて…というのもお約束って感じで心地良くない。(「ダイノジ」が12年目の若手芸人として出ていたのはちょっと悲しかった)
いやいやホント、どこ回しても芸能人が楽しんでるだけじゃん! 青田典子が小室プロデュースの曲で幕張でライブ?! …な〜にやってんだか?!
そんな中、最近楽しみなのは「サラリーマンNEO」。 昔NHKで不定期にやっていたのが、この春レギュラー化されたようだ。 まあ、忙しい役者さんばかりなので、いつまでやってくれるのか分からないけど…。 こういう真面目にバカをやってくれる番組、いいねぇ!

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2006.01.19

金沢コミュニティシネマ

今日は、ボランティアで参加している金沢コミュニティシネマ推進委員会の『コミュニティシネマ設立に賛同していただける方々への署名のお願い』です。
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まちなかに公設民営の映画館をつくろう

今、金沢のまちなかから多様な映画を上映してきた映画館シネモンドが消えようとしています。
フランスやドイツをはじめとして、海外では映画を大衆娯楽としてだけではなく文化・芸術として評価し、その映画を上映する〈窓口〉である映画館を維持する為に、公設民営という形で運営されている映画館が数多くあります。
そこで、金沢コミュニティシネマ推進委員会では、金沢のまちにより豊かな映画環境を求め、維持していく方法として、「コミュニティシネマ=公設民営映画館」という考えを提案し、その実現に向けて署名活動をおこなっています。

“まちには映画館が必要だ!”という皆さんの声が第一歩です。ご協力をお願いします。
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金沢コミュニティシネマ推進委員会のトップページに『署名のお願い』というバナーがありますので、そこをクリックして下さい。
>>> 直接名フォームに飛びたい方はこちらから。

ぜひ、ひとりでも多くの方にご協力いただきたく何卒お願い致します。

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2006.01.03

謹賀新年&昨年のオススメ映画

明けましたね、2006年。 皆さまおめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、映画好きの友達も多いので、昨年の映画を振り返ってみます。
結局、劇場で観たのは50本あまりでしたね。 前半はいいペースだったんですが、後半失速した感じです。 見逃した作品もいっぱいでした。
まあ、その中で印象が良かったというか、見てない人にオススメしたい作品をピックアップしてみます。
お暇ならお付き合い下さい。

1)モーターサイクル・ダイアリー
チェ・ゲバラの自伝的作品というコトでしたが、爽やかな青春ロードムービーでしたね。
いろんな人達との出逢いの中で主人公が成長していく姿が良かったですね。
ミニシアター系バンザイといったような作品でした。

2)ベルヴィル・ランデブー
個人的に実はコレが去年一番好きだった作品。
フランスのアニメなんですが、実に心地良かったです。 絵はグロい部分もあるし、かなりシュールで無理矢理な展開もあるんだけど、それを吹き消すおばあちゃんのパワー! 言葉がなくても伝わるモノはちゃんと伝わるのですよ。

3)ヒトラー 最後の12日間
人間ヒトラーを描いた作品。
歴史上、悪者扱いされるコトが多いヒトラーですが、この作品を見ると、イエスマンだった周りの人にも責任があったのでは? と思ってしまいました。
ヒトラーを演じた役者さん、素晴らしかったです。

4)バタフライ・エフェクト
ドリフの「もしも」シリーズではないけれど、過去に遡って愛する女性を何とか幸せにしようとする男の話。
過去に戻るという作品は今まで幾つもあるけれど、その設定を上手く使って、ある程度のバカらしさとサスペンス的要素をうまくミックスしてましたね。
最後の最後まで楽しめる1本でした。

5)サヨナラCOLOR
最後の1本、何にしようかと迷ったけど、やっぱりコレですね。
ヒロインの原田知世が良かったですね。 何だろう、あの透明感は。幾つになっても瑞々しいですね。 ゲスト陣も豪華で音楽好きなら終始ニンマリしてしまいますね。
ラストに流れる永積さんと清志郎さんの「サヨナラCOLOR」も絶品でした!

他にもたくさんあるのですが、とりあえず5本選んでみました。
お正月休み、時間があったらいかがでしょうか?

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2005.11.27

スジナシ

最近、近所のTSUTAYAでDVDを借りてきた、「スジナシ」。
鶴瓶がゲストと即興のドラマを作り上げていく番組である。
以前はこちらのテレビ局でも深夜にやっていたので、たま〜に観ていた。

スタジオにはセットだけがあり、役割も決まっていなければ、もちろん台本もない。 まさに一寸先は闇である。 そんな中でもドラマとしての盛り上げやオチを2人で探りさぐり演じていく訳である。

コレはオモロイね!! その人の力量というか、キャパシティというか、大袈裟に言えば、今までの生き様がすべてさらされてしまう。 格闘技だね、コレは!
今回観たのは、イッセー尾形さん、斉藤暁さん、吉田日出子さんのセット。
3者3様、どれも面白かったのだが、吉田日出子さんの回は圧巻でしたね! あれが女優の凄みなんだなぁ! ホント凄まじかったです。
いやいや、いいモン見つけた。 しばらくハマりそうである。

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2005.11.18

『SAW2』

以前、『SAW』を観て(観てしまって)げんなりしたんだけど、懲りずにこの前観てきました。
開始から5分で観たコトを後悔したが、時すでに遅し。 でも今回は前ほどのえげつなさは感じなかったです。 どちらかというと『CUBE』などと似ていたかな。
前作とは違った意味で、どうなっていくんだろうという期待とまでは言わないモノの、好奇心はくすぐられました。 なので、映画として見やすくはなっていたんじゃないでしょうか。
まあでも、前作の衝撃には及ばないですね。 決して認める訳じゃないけど『SAW』はある種、秀逸な映画でした。
また『SAW』があっての『SAW2』でしたね。 まあ、そのあたりは楽しめる(?)トコロでもあるのでしょうがないか。
しかし、観た後の虚脱感というか、後味の悪さは変わらないですね。 フツーの人はわざわざ見なくてもいいと思います。

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2005.11.03

ミッキー・ローク

domino『ナインハーフ』、『エンゼルハート』、『イヤーオブザドラゴン』…等々。 かつては危険な香のするセクシー俳優として名を馳せた彼ではあるが、最近マッチョなおじさん俳優として復活してますね。
『シン・シティ』では、特殊メイクで実際誰だか分からなかったんで、あれがミッキー・ロークだよと言われても、ああそうなんだ…と、思うくらいだったが、『DOMINO』を観てビックリした!!
いつまで経ってもミッキー・ロークが出てこんなぁ…と思っているウチに映画が終わってしまい、エンドロールで判明! 密かにもしやッ?! と思っていたのだが、リーダー、やっぱりアンタがあのミッキーだったんですね!!
歳月は人を変えると言うが、ホントに変わるんだなぁ…。 この前『英語でしゃべらナイト』に出てた時は、かろうじて面影はあったんだけどね。(まあ、長髪でサングラスだったからね)
しかし、変に昔を引きずってなくて、潔いよ! これからは、マッチョなおじさんとしてガンガン活躍してくれ!

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