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2013年8月の4件の記事

2013.08.28

Web Designingの誌面から 2013.09

今月のWeb Designing(2013年9月号)の「WD WEBSITE FRONT」から気になったサイトを勝手ながら紹介してみます。興味があればお付き合いの程よろしくお願いいたします。

 

「Capitol Couture」 http://capitolcouture.pn/
映画「ハンガー・ゲーム」のプロモーションサイトとして、映画にまつわるファッションについて焦点をあてた特設サイトだそうです。
※分かった様で分からない説明ですが…。
このサイト、Tumblrで作られてます。Tumblrでここまで作り込めるんだなぁと感心してしまいました。

 

「Flandria」 http://www.flandriatype.com/
ロシアのグラフィックデザイナーさんが大学の卒業制作としてデザインした書体を紹介するサイトだそうです。
パララックススクロールのお手本の様なサイトですね。なんだか大流行のパララックスですが、こういう風に知性を感じさせる使い方をして欲しいですね。
「Try it」も実用的で楽しいです。

 

「Glenn Garriock」 http://garriock.com/
ドイツのグラフィックデザイナーさんのサイトだそうです。
ポートフォリオサイトなら、これくらいの機能がちょうど良いのではないかと思いますね。

 

「Pitertsev」 http://www.pitertsev.ru/
ロシアのデザイナーさんのポートフォリオサイトだそうです。
↑上の紹介と矛盾しそうですが、逆にこれくらい個性的だと興味を惹かれます。…というか、センスが無いとこういう風にはまとめられないですね。

 

「Catch the Tail of Hope」 http://tail-of-hope.com/
BoAの新曲のプロモーションサイトだそうです。
プロモーションサイトって押し付けがましいのがあったりで、あんまり好きではないんですが、このサイトは作り手が楽しんでいる感じが嫌味でなく好感が持てました。

 

Webサイトでできる事がどんどん広く深くなっているので、制作側には難しい時代だなと思います。反面いろいろなサービスが増えているので、知識や技術がなくてもそれなりには作れてしまう時代でもあり…。
何か次の手が必要になって来たかな?

 

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2013.08.21

終末医療とか高齢者医療とかの話

先週 8/14におじさんが亡くなりました。
おじさんは81歳、僕のおふくろの姉(つまり伯母)の旦那さんです。
伯母夫婦に子どもがいなかったため、容態が急変して亡くなるまで、僕ら夫婦がお医者さんからの病状説明を聞き、伯母に分かりやすく説明して治療方針を決めていきました。

伯父は昨年の夏から介護施設に入り、当初は嫌がって伯母に悪態をついていたのですが、あきらめたのか慣れたのか、次第に受け入れて飄々と(※実際、感情を表さないので喜んでいたのか怒っていたのか…)過ごしていました。

※書いておいてなんですが、以降長々と経過が続きます。
面白くないですし読まないでください。

 

7/1
下血があったという事で病院で検査する事に。

7/9
施設から病院に連れて行ってもらい胃と腸の検査をするハズだったのですが、
腸の検査をする際の腸管洗浄薬(※2時間で2リットル飲まないといけません)を吐いてしまい誤嚥性肺炎に陥る。
その場に僕はいなかったのですが、血圧は急激に下がり体温は38度以上に上がり、かなり深刻な状態だった様です。

伯母は怒りました。
そういうリスクの説明を何も受けなかったと。
以前にも何度か下血があり、その度に検査も受けているので、今回慌てて病院で検査する必要があったのかと。

伯母の態度は軟化せず、しばらく膠着状態が続き、病院側から今後の治療に関してご親戚の方も同席して相談したいとの申し出がありました。
僕のおふくろも含め、年寄りが聞いてもなかなか埒があかないので、僕ら夫婦で聞く事にしました。
※嫁さんは病院勤めなので、こういう場に居てくれると非常にスムーズに話が進みます。

7/30
伯母を連れて病院へ行き、先生から現状に至った説明と謝罪、そして今後の治療方針を聞く。
伯父の肺の状態はほとんど綺麗になっているが、食事をあまり食べてくれない。
もしかしたら食道に何らかの原因が疑われるので、内視鏡を入れさせてもらえないか?と相談されました。
嫌がる伯母を説得し、すぐ検査をしてもらえる事になりました。
結果、食道に異常はなく、今度は1〜2日中にペットCTで全身の癌の検査をしたいと言われました。
伯父の負担やリスクを確認して、検査してもらう事にしました。

8/2
伯母を連れてペットCTの結果を聞きに行く。
結局異常は見られませんでした。
食事は少し食べるようにはなってきたが、このままだと改善するのは難しいので、中心静脈栄養法か胃瘻をしなければいけないと相談される。
中心静脈栄養法であれば、状態が良くなれば先日まで入居していた介護施設へ戻れるという話だったので、中心静脈栄養法をお願いする。

8/5
病院から連絡があり、また誤嚥性肺炎を起こしたとの事。
伯母はもうパニック。嫁さんが伯母に電話して気持ちを落ち着かせてくれた。

8/6
伯母が病院に行き看護師を責め立てたようだ。(そんな事してもどうにもならないのだが…)
伯父は肺炎の中、中心静脈栄養法のポートを繋ぐ手術を受ける。

8/9
病院から伯父に人工呼吸器を付けたいと連絡が入る。
伯母だけじゃなく親戚の方にもご相談させていただきたいと言われる。
急遽午後から伯母を連れて病院へ。
病院の話では、今朝から伯父の容態が悪くなり、今もどんどん悪くなっているとの事。
午前中の段階では、人工呼吸器を付けて容態を安定させる方向で考えていたようだが、予想以上に状態が悪くなったようだ。
午後の時点では、2週間以内での回復が難しいため人工呼吸器を外せなくなる可能性が大きいという判断になってしまった。
(※人工呼吸器を2週間以上付ける場合、喉を切開して取り付ける事になり、そうすると家族が懇願しても医師は取り外す事ができなくなります。)

人工呼吸器を付けないとどうなるんですか?と質問すると、「もしかしたら2〜3日中に、最悪今晩お亡くなりになるという事も…」と言われる。
伯母は一応覚悟はしたようだった。ただ、「良くなったらまた施設に戻れますか?」みたいな事も口にするので、どこまで理解できているのか怪しかった。
伯母と相談し、人工呼吸器や心臓マッサージなどの延命治療はしない事を決める。

治療としては、抗生剤の点滴で肺炎の症状を抑えていくのみ。
(もちろん酸素マスクをして、中心静脈のポートから栄養を入れつつ)

主立った親戚に連絡をする。
おふくろの妹さん(つまり伯母にも妹)が状況を聞きにやって来る。
嫁さんが介護施設の方へ連絡してくれたようで、スタッフの方が見舞いにきてくれる。
おふくろの妹の旦那さんも来てくれて、しばらく居るから伯母を連れてご飯を食べて来いと言ってくれたので、看護師さんに携帯番号を伝えて伯母と病院を出る。

おふくろ、嫁さんと合流し4人で晩ご飯。
伯母、少し落ちついた様子。ただ、もうクタクタで病院に戻れないというので自宅へ送る。

8/10〜8/14
朝な夕なに伯父の容態を見に行く。
酸素マスクが煩わしいのか、すぐ引きはがそうとする。でも、少しずつ回復しているようにも思えたのだが…。

8/14
午後4時過ぎ、伯父静かに息を引き取る。

 

僕のおやじも末期の肝臓がんで、分かってからは手術もできず半年で亡くなりましたが、終末医療とか高齢者医療とかというのは、言い方が悪くて申し訳ないけれど「負け戦」なんだと思います。
どこで折り合いを付けるか?、どこに落とし所を持って来るのか?
本人の負担、家族の想いと負担のバランス、医療の可能性と限界。
刻々と状況が変わる中で最良だと思える決断を下し、例えどんな結果になろうとそれを受け入れるしかないんですよね。
どんな事をした所で後悔したり思い残す事が当たり前で、それをしないようにというのはキレイ事に過ぎないし現実から目を背けているのだと思います。

自分のできる事を真っ当にする。…目標でありテーマだな。

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2013.08.20

「風立ちぬ」について

もう3週間も経ってしまいましたが、8月1日に「風立ちぬ」を嫁さんと観てきました。
以前は週に1〜2本ほど映画館に足を運んでいたのですが、ここ数年は1年で1本見に行けばいい方という、何ともだらしの無い状態なので、「何をか言わんや」とも思うのですが、まあいつも似たような記事ばかりなので、たまには映画の話にもお付き合い下さい。

さて、「風立ちぬ」。
見終わった時、「フランス(あるいは北欧?)映画みたいだなぁ」と思いました。
全部理解できた訳ではないけれど、すごく心に引っかかってまた観たくなる、そんな映画だと感じました。
同時にジブリ&宮崎アニメだと思って見に来たお客さんは混乱するだろうなと、…賛否両論というのは分かるなぁとも。

今日のたまむすびでの町山さんの解説で気付いたけれど、「風立ちぬ」を観て僕が感じたモノは、モネの絵を見た時に受けた感銘に似ているんだと思う。
「風立ちぬ」は宮崎さんのフィルターを通した描写なんだろうなぁ。
そこに分かりやすい主題やあからさまな結末や筋は用意していないんだと思う。
そんなの映画じゃないと云う人もいるかもしれない。でも僕はそういう映画こそ、生きていく上で心のよりどころになる映画だと思う。

内田樹さんがブログの中で“映画批評は「通夜の客の思い出話」に似ている”と書いていたけれど、いろんな感想が出る映画程、さっき云った「心のよりどころになる映画」なんじゃないだろうか?
「感動しました」とか「超サイコー!」みたいに同じような感想ばかりの映画は、おそらくたいした事ないんです。

これも内田さんのブログに書いてあったけれど、
“よい映画の対極にあるのは「その映画を観たことをできるだけ早く忘れたくなる映画」ではない。「その映画を観たことを忘れるためにいかなる努力も要さない映画」である。”と。
…そんな映画多くないですかぁ?

公開終了までにもう一度劇場で観てこなきゃなぁ。

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2013.08.03

Web Designingの誌面から 2013.08

今月のWeb Designing(2013年8月号)の「WD WEBSITE FRONT」から気になったサイトを勝手ながら紹介してみます。興味があればお付き合いの程よろしくお願いいたします。

 

「Nowy Teatr」 http://www.nowyteatr.org/en/
ポーランド・ワルシャワにある劇場のサイトだそうです。
背景にしている俳優さんのモノクロ映像に説得力を感じます。劇場ならではの表現ですね。

 

「Honey Moment | サントリー トリスハニー」 http://honeymoment.jp/
サントリーから発売されたリキュールのプロモーションサイトだそうです。
吉高由里子の超スロー映像がランダムに流れます。僕らはそれを眺めながら「じかんよ、とまれ。」と思うわけです。おっさんの下世話な考えを品良くまとめていると思いますよ。

 

今回はあんましピンと来るものがなく、上記の2つですかね。

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